良質な映画にもっとチャンスを!「シネマ・シンジケート」スタート
2008年7月2日 12:00

[映画.com ニュース] 昨年よりコミュニティシネマ支援センター(事務局:財団法人国際文化交流推進協会エース・ジャパン)が準備を進めていた全国約45都市、50館のミニシアターが加盟する「シネマ・シンジケート」が発足。同組織の記者発表会見が、7月1日、東京・京橋の映画美学校で行われ、代表の堀越謙三氏、副代表の田井肇氏らが説明を行った。
「シネマ・シンジケート」は、TV局との提携にのみヒットの可能性を託さざるを得ない状況が続く昨今の映画興行の流れとは異なる新たな興行形態を作るため、今年3月に発足した新たな流通組織。東京を除く全国のミニシアター、既存映画館、地域型シネコンなど地域に根ざした「街なか映画館」がそれぞれの独自性を保持しながら、邦・洋問わず、良質で作家性の強い映画(年間約10本)を共同で上映するという「アート系のブロックブッキング」とも言える新たな試みが行われる。
堀越氏は「公開される映画の数は世界一多く、ビデオも大したビジネスにならない今の日本映画界で映画をヒットさせるには、大量の宣伝費を投入して、短期決戦で大量動員という一発勝負で回収するしかないという状況。とても映画の寿命が短くなっているんです。そんな中で、そういった公開形式ではない作品をなんとか拾えないか、つまり、そういった濁流の中からもっと丁寧に公開できる作品を探すことが出来ないかというのが、今回の一番の本旨です」と説明。続けて、「今回この『シネマ・シンジケート』に参加した映画館は、このまま放っておけば10年以内にほぼ全滅します。オーナーは皆給料もなく、個人的な努力で維持している。そのくらい地方の映画館は困窮しています。そういった映画館をとりあえず元気にしたいという思いから、この『シネマ・シンジケート』を立ち上げました」と熱っぽく語った。
なお、「シネマ・シンジケート」の第1弾作品は萩生田宏治監督の「コドモのコドモ」(9月公開/ビターズ・エンド配給)が予定されている。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

「鬼滅の刃」無限城編&超人気アニメ映画が【500円】で観られる!
【絶対にこの記事を読んでから観て】確実に損しないオトク情報
提供:KDDI

売春婦殺人事件、深刻な麻薬汚染…
遺体発見。妹でないことに、少しだけ安堵した。【現代の闇を描く、注目の衝撃作】
提供:BS10スターチャンネル

絶対に開かないでください。
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい
提供:ワーナー・ブラザース映画

雪風 YUKIKAZE
【観て、心から本当によかった】「コード・ブルー」「海猿」に涙した人にもオススメしたい新たな傑作
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、バンダイナムコフィルムワークス

なんだこのとんでもない映画は!?
【観ないのは映画人生の損失?】狂気的なクオリティでぶち抜く“常識外れの超高評価作”
提供:東映

入国審査
【これめっちゃ面白かった】この2人、空港の入国審査で何時間も尋問される…一体なぜ? 衝撃の結末へ
提供:松竹

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【ボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生の物語。そのままの君が、好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”がある!
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を“まさかの方法”でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】観てきたけど…マジ最高!! 究極のスリル、圧倒的な感動、全瞬間が限界突破!!
提供:東宝東和