玉木宏が殺人鬼役に!手塚治虫原作マンガ「MW」を映画化
2008年6月3日 12:00
手塚治虫原作の「MW ムウ」(1976~78年、小学館『ビッグコミック』連載)は、悪を体現する殺人鬼を通して現代社会の病理を浮き彫りにする、ピカレスク(悪党)コミックの名作。映画は、表の顔はエリート銀行員、裏の顔は次々と人を殺める冷酷な殺人鬼という二面性を持つ結城美智雄(玉木宏)を主人公に描く。
秘密化学兵器の毒ガス“MW(ムウ)”で世界を滅ぼそうと企む狂気の男を演じる玉木は、「結城は手塚作品ならではの悪役で、すごく残酷でありながら全て計算された冷静な人間。殺し方も惨殺とはいえ、とてもシャープで淡々と動じない。そんな悪を楽しんでやりたい」と初挑戦の悪役に意欲的に取り組んでいる。
また、「クローズZERO」の山田孝之が共演し、結城の幼馴染みで彼の犯行を阻止して救済しようと苦悩する“背徳”神父・賀来裕太郎に扮する。「“原作・手塚治虫”の名前があるとテンションが上がります」と手塚作品への出演を喜ぶ山田は、「結城の悪に対して、賀来は自分を善ではなく偽善だと感じている。結城の悪事を口ではやめろと言いながら、引きずられて協力しているんです」と自身の役について分析している。
監督は、「野ブタ。をプロデュース」「女王の教室」など人気TVドラマを多数手がける岩本仁志。岩本監督は「『MW ムウ』は1970年代の作品ではあるが、人間の本質というものを描いている。9・11以降、テロは現代の人々にとってとても身近な恐怖として存在し、今だからこそよりリアルに恐怖する作品になっている。本作では火や水、カーチェイス、バイク、エアバトルなどアクションというアクションの全てを取り入れているので、“超大作”を期待してほしい」と、早くも自信に満ちたコメントを寄せている。
4月20日からの日本での撮影を終えたクルーは、間もなくタイでの撮影をスタートする。「MW」は、09年全国ロードショー。
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