仲村&大森、「長い長い殺人」初日満員御礼に一同、幸せモード!
2008年6月2日 12:00
[映画.com ニュース] 直木賞作家・宮部みゆきがデビュー間もない頃に発表し、大ベストセラーとなった同名小説を映画化したスリラー映画「長い長い殺人」(麻生学監督)が5月31日に初日を迎え、東京・六本木のシネマート六本木にて、仲村トオル、大森南朋による舞台挨拶が行われた。
本作は、多額の保険金がかけられた男性がひき逃げ事故に遭い、その裏に隠された真実と秘密を、登場人物たちが持つ“財布の視点”から描くという、一風変わった趣向の本格ミステリー。
舞台挨拶には、「この回を見ようと思って来てみたら、映画監督人生初の満員御礼で見られなかった」という麻生監督も急遽飛び入り参加。仲村、大森と共に壇上に並び、「満席は本当に初めての体験で、すごく幸せ。皆さん、ありがとうございます!」と喜びを噛み締めた。
その横で、仲村は「犯人を追いかけるのは、(刑事役などで)若い頃から何回もやってきているけれど、探偵役は初めて」と意外な過去を告白。「田村正和さんを仮想ライバルとして、打倒“古畑任三郎”でやらせてもらった」と、会場を湧かせた。その一方で、大森は「(親友役の)谷原さん(章介)とは撮影中1度も会えなかったが、前に1度共演している友人でもあるし、困ったことはなかった」と振り返った。
監督の幸せモードが伝播したかのように、仲村は「登場人物が次々と不幸に襲われる話ですが、出演者は西田尚美さんに赤ちゃんが生まれたり、酒井美紀さんが結婚したり、僕もそこそこ幸せです。たぶん大森君も幸せでしょう」と語ると、PUFFYの吉村由美と交際中の大森は隣で照れるだけだった。「長い長い殺人」は現在公開中。