タランティーノ監督がカンヌで特別講義「映画学校に行くな!」
2008年5月26日 12:00

[映画.com ニュース] 「キル・ビル」のクエンティン・タランティーノ監督が現在開催中のカンヌ国際映画祭の“シネマ・マスター・クラス”で講師として特別講義を行なった。
“シネマ・マスター・クラス”とはカンヌ映画祭で定期的に行われている人気イベントで、講師として呼ばれた映画監督が講義を行うというもの。これまでスティーブン・フリアーズ、シドニー・ポラック、マーティン・スコセッシなど名高い映画監督らが講義を行なってきた。
その場でタランティーノ監督は、映画監督を目指す人々に向かって「映画学校には行くな!」と大胆発言をした。自身の経験を踏まえ、「映画学校へ行く金で自分の映画を作れ。自主映画を作ることこそ、映画学校では習えない、最高の授業になる」と力説した。
さらに、タランティーノ監督は自身の映画製作のスタンスにも言及した。これまでオリジナルスコアでなく既存の楽曲ばかりを使用してきた理由について、「作曲家なんて信頼していないんだ。撮り終えた映画を見せて、曲を作らせて、もしそれが気に入らなかったらどうするんだ。オレの映画に泥は塗らせない」とタランティーノ監督らしい過激な発言もし、会場を沸かせた。
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