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人生は苦痛の継続!?「パリ、恋人たちの2日間」ジュリー・デルピーが語る

2008年5月23日 12:00

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大人のウィットに富んだシニカルなラブコメ
大人のウィットに富んだシニカルなラブコメ

[映画.com ニュース] 「トリコロール/白の愛」「恋人までの距離(ディスタンス)」「ビフォア・サンセット」で知られるフランスの女優ジュリー・デルピーが、パリを舞台に仏米のカルチャー・ギャップを交えつつ、カップル破局の危機をコミカルに描いた映画「パリ、恋人たちの2日間」。本作で、監督・脚本・製作・編集・音楽・主演の1人6役を務めたデルピーがPRのために来日。インタビューに応じてくれた。

ベネチアでのバカンス帰りにマリオンの実家があるパリに立寄ったニューヨーク在住のフランス人女性マリオン(デルピー)とアメリカ人男性ジャック(アダム・ゴールドバーグ)。最初は2日間だけとタカをくくっていたジャックだったが、マリオンの両親をはじめ、次々と現われるマリオンの元カレなど、数々のカルチャー・ギャップに苦しみ、マリオンとの関係が次第に崩れていく……。

本作が長編第2作となるデルピーは、最初からコメディを作るつもりでシナリオを書いたという。「『ビフォア・サンセット』を作り終えて、次はコミカルな映画にするつもりだった。ただ、『パリにいる恋人たちが48時間で別れてしまう』というのがテーマだったので、その別離をいかに面白く描くかが大事。口喧嘩や政治的な話の出てこない形式化された“ラブコメにはしたくなかったので、意図的にシニカルで政治的な部分を入れて、ひと味違うラブコメを作ったつもり」

ありがちなハッピーエンドは避けて、あえて男女の別離をテーマにラブコメを作り上げたデルピー。男女が違いを超えて平和的に過ごすには、どうしたらいいかという根源的な問いかけに対しては「自分でもよく分からないけど、私は人生は長い苦痛の継続だと思っている。私自身が幸せを感じるのは仕事をしている時なので、(パートナーの)愛情を通して幸せになるということには確信がもてない。それでも、どこかで愛を信じているところもある。愛は成就するのかということをこの作品では投げかけたつもりだけど、やっぱり疑問の方が多いわね」と冷静な答えが返ってきた。

パリ、恋人たちの2日間」は5月24日より公開。

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