「ナルニア国物語」来日会見。主役の2人が競い合ったものとは…?
2008年5月20日 12:00

[映画.com ニュース] 大ヒットシリーズの第2弾「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」(5月21日公開)の来日記者会見が5月19日、東京・新宿のパークハイアット東京で行われ、前作から引き続きぺベンシー家の長兄ピーターを演じるウィリアム・モーズリーと末妹ルーシー役のジョージー・ヘンリー、本作から新たに加わった主人公カスピアン王子を演じるベン・バーンズ、監督のアンドリュー・アダムソンらが登壇した。
C・S・ルイスによる名作ファンタジー小説を映画化し、全世界で7億ドルを超える興行収入を記録した前作「第1章:ライオンと魔女」から2年、「8歳の時に初めて読んだ『ナルニア』を世界中に届けることが出来て嬉しい」とは、前作からメガホンを握っているアダムソン監督の談。
同じく続投組のモーズリーは「1作目は割りと素の自分を出していたが、今回のピーターは怒りを抱えていて、アンチヒーロー的な存在」と前作との違いを語り、ジョージーは「初めての映画出演だった前作よりも緊張したけど、現場に入って同じキャストやスタッフの懐かしい顔を見てホッとした」と感想を述べ、「私には兄がいないから、ウィリアムは本当のお兄さんのような存在」と兄妹役の仲の良さをうかがわせた。
一方、今回の物語の中心となるカスピアン王子は、ピーターのライバル的存在となるため、監督は撮影現場でモーズリーとバーンズの「剣の長さを比べたりして、ライバル心をあおったんだ(笑)」という。それを受けてバーンズは、「ウィリアムは素晴らしい俳優で、体力も優れているし1作目の経験もあるから、彼から多くを学んだ」と年下の“先輩”への敬意を表しつつも、「でも、僕の剣の方が長かったからね(笑)」
会見の最後には日本における“ナルニア国案内人”を務めるタレントの関根麻里が来場し、来日メンバーに花束を贈った。
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