「スピード・レーサー」ワールドプレミアに真田広之、Rain(ピ)らが登場
2008年4月30日 12:00
[映画.com ニュース] アンディ&ラリー・ウォシャウスキー監督(「マトリックス」シリーズ)の最新作「スピード・レーサー」のワールドプレミアが、4月26日、米ロサンゼルスのノキア・シアターで行われた。
本作は、ウォシャウスキー兄弟が約5年ぶりにメガホンを取り、日本の往年のアニメ「マッハGoGoGo」をハリウッドで実写映画化したもので、公開前から早くも続編の噂が聞こえるなど期待度も高い。観客4000人を招待し全米最大規模のプレミアとなったこの日は、出演者のエミール・ハーシュ、クリスティーナ・リッチ、マシュー・フォックス、スーザン・サランドン、真田広之、Rain(ピ)、プロデューサーのジョエル・シルバーらがレッドカーペットに集結した。
真田(Mr.ムシャ役)は、「僕はアニメを見て育った世代なので、こういう素晴らしいスタッフ&キャストで映画化され、そこに参加できた喜びと興奮を感じます」と誇らしげに挨拶。ウォシャウスキー兄弟の印象を聞かれると、「非常にフランクで、常にセットにいて役者に対して意見を言ってくれる。満足できる形を見つけようといろいろテイクを繰り返し、さまざまなパターンを撮ったので、後は好きに料理(編集)してくださいという感じでした。この業界で歴史を塗り替えてきた彼らのエネルギーを改めて感じました」と語り、続編については「この話はいくらでもエピソードを膨らませることができます。今回は謎のビジネスマンという存在で終わったので、もし次回があれば正体が暴かれてくれるとうれしいです」と前向きな姿勢を見せた。また、Rain(ピ)(テジョ・トゴカーン役)は、初のハリウッド映画出演に「とても興奮しています。大ヒットすると思います」とコメントした。
当日、会場には主役スピード・レーサーが運転する白いボディの“マッハ号”がディスプレイされ、その前で出演者や来賓のセレブは記念撮影をしていた。米映画情報サイトIESB.netでは、ワールドプレミアのフォトギャラリー194点を公開している。
日本では6月29日、東京ドームで3万5000人を招待する大規模なプレミア試写会が開催される。日本公開は7月5日だ。