「ペネロピ」のクリスティーナ・リッチは「背の低さがチャームポイント」
2008年2月27日 12:00

[映画.com ニュース] 豚の鼻と耳を持って生まれてしまったヒロインが、自分の力で運命を切り開き、真実の愛を見つけていく姿を描くファンタジック・ラブストーリー「ペネロピ」。12月に来日した、タイトルロールを演じるクリスティーナ・リッチに話を聞いた。
先祖がかけられた呪いの影響で、豚の鼻と耳を持って生まれたペネロピ(リッチ)は、世間の目にさらされないよう家から1歩も出ずに育てられた。呪いを解くためには名家の男性がペネロピに愛を誓うことが必要なのだが、花婿候補は彼女の顔を見ると恐怖で逃げ出してしまう。ペネロピは自分の人生を好きに生きようと決意し、ある晩、家族の元を飛び出すが……。
ピュアで聡明なペネロピは、見る者をポジティブにさせてくれるキャラクターだ。演じたリッチ自身も常に前向きであることを心がけているそうで、「一時期自分の性格が嫌いだったことがあったの。人と話すのも苦手だった。でも自己批判的なことで悩んでいても、結局それは自分のことしか考えていないんだと気づいたの。だから普段から楽しいことを考えるようにしているわ」と、思春期に人知れず抱えていたという悩みを明かしてくれた。
反対に自身のチャームポイントを聞くと、「背が低いところかな。私は子供の頃から背が低かったけど、実際そのことを気に入ってたの。例えばアクション映画で『誰か部屋の空気溝から脱出するんだ!』となったら絶対私が選ばれるのよ。これって最高だわ! それに私はトランクの中にも入れるのよ(笑)」
「私は『うつ依存症』の女」「モンスター」「ブラック・スネーク・モーン」などに登場する心に闇を抱えたキャラクターから、ペネロピのように明るく純粋な少女まで様々な役を演じ分けるリッチに、今後女優として目指すところを聞いた。「女優であることの醍醐味は色んなタイプのキャラクターを演じることができることよね。『ブラック~』撮影の1カ月後に『ペネロピ』の撮影に入ったんだけど、当時は涙が枯れ果ててたから、今回のような映画に出演できてよかったわ。それに次の『スピードレーサー』はSFアクション大作で、スタントもあって本当に楽しかったの。できればこの先も、今までやったことのない作品に出続けていきたいわ」
「ペネロピ」は3月1日より公開。
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