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中居正広がえなりくんに!?坊主頭で挑む「私は貝になりたい」

2008年2月20日 12:00

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[映画.com ニュース] TV創生期の1958年に、フランキー堺主演で放送されたドラマ「私は貝になりたい」。この不朽の名作を、放送から50年の節目の年に完全版として映画化することが決定し、2月19日、東京・六本木のザ・リッツ・カールトン東京にて、主演の中居正広仲間由紀恵福澤克雄監督ら9名による製作発表記者会見が行われた。

本作は、徴兵による従軍中に米兵の処刑を命ぜられ、実際には銃剣が腕をかすっただけにも関わらず、戦犯として逮捕され死刑に処される理髪店の店主・清水豊松(中居)と、家族の悲劇を描く人間ドラマ。故・黒澤明監督とのコンビで知られる名脚本家の橋本忍が、自らオリジナルの脚本を改訂し、近年には珍しく1年をかけて撮影を敢行するという超大作となっている。

役作りのために7キロも減量したという中居は坊主頭で現れ、「EXILEのようになるかと思ったのに、目がぱっちりしたえなり(かずき)くんみたいになった。友達にも“『渡る世間は鬼ばかり』のオーディションに落ちた人みたい”と言われた」と、度々頭をさすりながら照れ笑い。

しかし、仲間から「EXILEさんのようにはなりませんでしたが、すごくお綺麗で似合うなと思いました」と絶賛されると、「(撮影で)仲間さんに剃ってもらった。1発撮りだったので、仲間さんは僕より緊張したと思う。もともと(剃髪に)抵抗はなかったが、今は清々しい気分」と、さっぱりした表情を浮かべ、「今までの意気込みとは違う。この映画を通じて、豊松のような意味のない(人生の)終わり方は良くないと伝えたい」と、身を引き締めていた。

これに対し、製作陣も「間違いなく、映画史上に残るものになると確信している」(信国一朗製作委員会代表)、「今度の脚本は、(前作を認めなかった)黒澤(明)さんにも認めてもらえるものになったと思う」(橋本)、「撮影はまだ3分の1程度だが、手応えは感じている。本物の映像を目指し、1歩でも近づけるように粘って撮っていきたい」(福澤監督)と、意気込みを語った。

私は貝になりたい」は11月22日より全国公開。

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