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「狼男」リメイク作、撮影直前にマーク・ロマネク監督が降板!

2008年1月31日 12:00

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[映画.com ニュース] ベニチオ・デル・トロ主演による「狼男(The Wolf Man)」(41)のリメイク企画のメガホンを取る予定だったマーク・ロマネク監督が、「クリエイティブ面での相違」を理由に降板したことが明らかになった。

同作は、アンソニー・ホプキンスや「プラダを着た悪魔」のエミリー・ブラントの共演が先日発表されたばかり。当初、2月18日にクランクイン予定だったが、ユニバーサル映画は早急に後任の監督探しに入ることになった。また、09年2月13日が全米公開予定日だったが、延期されるかどうかもまだスタジオ側からは発表されていない。

なお、これはユニバーサル映画にとって昨年11月の米脚本家組合(WGA)ストライキ突入以来、2度目の降板劇。ケビン・マクドナルド監督のミステリー映画「ステート・オブ・プレイ(State of Play)」で、ブラッド・ピットエドワード・ノートンが降板、ラッセル・クロウベン・アフレックが代役になった前例がある。

この降板劇について、同作の関係者は、LAウィークリー紙のコラムDeadline Hollywoodのコラムニスト、ニッキ・フィンケに対し、「彼(ロマネク監督)は、千載一遇の機会を逃してしまった」と語った。フィンケによると、同作の製作費は1億ドル(約106億円)だそうだ。ところがロマネク監督は「ストーカー」(02)のような低予算映画ばかりで、超大作を手がけた実績がない。「彼は純粋主義者で、芸術家で、素晴らしい映画職人だが、そんな大きな予算の映画のスケジュールを調整できなかったんだろうね」(同関係者)。どうやら“ビビリ”が降板の理由らしい。

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