織田裕二コンサート楽日に「椿三十郎」共演の玉緒が“助太刀”
2007年11月14日 12:00
[映画.com ニュース] 62年に公開された三船敏郎&仲代達矢主演、黒澤明監督による不朽の名作を、織田裕二&豊川悦司主演、森田芳光監督でオリジナル脚本のままにリメイクした痛快アクション時代劇「椿三十郎」。11月13日、東京・有楽町の国際フォーラムにて「織田裕二コンサートツアー2007“3920”」の最終公演が行われ、本作で共演した中村玉緒が特別ゲストとして駆けつけ、“歌う映画スター”織田を激励した。
本作は、上役の汚職を暴き出そうとする9人の若侍たちに、大胆な機転と見事な剣さばきで助太刀し、お家騒動の黒幕たちと対決する浪人・椿三十郎(織田)の活躍を描くというもの。中村は、事件のカギを握る城代家老の奥方を演じている。
表題の由来ともなった椿の花を手に登場した中村は、織田との1年ぶりの再会を喜ぶと、「皆さん、お金を払って、立って見てらっしゃって。織田さんのこの汗のかき方といい、本当に素晴らしいですね~」と、劇中のキャラクターのようにおっとりとした口調で語りかけて会場を盛り上げ、「皆さん、ぜひ3回見てくださいね。1回目は織田さんだけを見て、2回目は私を見て、3回目はストーリーと他に出演している方を見てくださいよ」とアピールして去っていった。
一方の織田はそんな中村を、「現場に行くと、玉緒さんはいつもあのテンションなんですよ(笑)。でも、芝居に入ると全くの別人。これが女優なんだなと思いました。皆さんもきっと驚くと思います」と絶賛。
織田にとって今年はデビュー20周年。「今年は、アルバム制作、ドラマ、ドキュメンタリー出演、キャスター、コンサートツアー、そして映画出演と、これまでに挑戦してきたオールジャンルの仕事に取り組んできました。『椿三十郎』をわざわざこの年にリメイクしたのは、今、皆さんに見てほしいから。ぜひ、3回見てくださいね」とアピールすると、会場から拍手喝采が沸き起こった。「椿三十郎」は12月1日より全国公開。