コッポラ監督がパチーノ、デ・ニーロ、ニコルソンを非難!
2007年10月22日 12:00

[映画.com ニュース] 「ゴッドファーザー」シリーズで名高い名匠、フランシス・フォード・コッポラ監督(68)が、米男性誌GQの最新号(11月号)のインタビューで、「アル・パチーノ、ロバート・デニーロ、ジャック・ニコルソンの3人とはもう仕事をしたくない」と、3人のオスカー俳優を痛烈に非難した。
コッポラ監督は、3人のオスカー俳優たちが裕福な生活に溺れ、演技に対する情熱を失っていると批判しているのだ。「パチーノやデ・ニーロとは彼らが若い時に出会った。あの頃の彼らは不安そうな顔をした若造だったよ。それが今や、パチーノはケチな金の亡者だ。デ・ニーロも、“ゾエトロープ”(コッポラ監督の製作会社)を模範にして帝国(デ・ニーロの製作プロ“トライベッカ”)を作り、富と権力にあぐらをかいている」と、「ゴッドファーザー」3部作を出世作とする2人にも容赦のない怒りをぶつけた。
さらに、60年代に“B級映画の帝王”ロジャー・コーマンのもとで映画修業をしたかつての仲間ニコルソンに対しても「デ・ニーロは彼に合った役があればどん欲だから役にも飛びつくだろうが、ニコルソンにはハングリーさが感じられない。金も(スタジオへの)影響力も女も手に入れてしまったからね。彼は(晩年の)マーロン・ブランドに似ているよ。もっとも、ブランドは彼よりもっと辛い時期を経験しるけどね」。さらにコッポラは、「いつも(バカ笑いして)“ジョーカー”のようだ。彼はいい“鉱脈”を見つけたようだね。彼は頭がいいから、お偉いさんやスタジオのボスたちといつもベッタリだ」と罵詈雑言モード。
「3人がもはや何をしようと、知ったことじゃない」と最後に言い放ったコッポラ監督の真意はいかに?
一方で、10月20日、第2回ローマ映画祭でコッポラ監督の10年ぶりの新作となるティム・ロス主演の戦争映画「Youth Without Youth」(12月全米公開)のワールドプレミアが現地で行われ、同監督は娘のソフィアを連れ立って現地を訪れた。記者会見で「ゴッドファーザー PART IV」について質問が飛ぶと、「『ゴッドファーザー』はこれ以上決して作らない。リメイクはエネルギーと才能の無駄遣いだからね」と答えた。
なお、批判された3人の1人、デ・ニーロが監督・出演したポリティカルスリラー「グッド・シェパード」(公開中)を製作総指揮したのは、他ならぬコッポラだった。
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