巨匠フランシス・F・コッポラの新作がローマ映画祭でワールドプレミア
2007年5月11日 12:00
「ゴッドファーザー」シリーズや「地獄の黙示録」で知られるフランシス・フォード・コッポラ監督の新作「Youth Without Youth」が、今年10月18日~27日まで行われる第2回ローマ映画祭でプレミア上映されることが明らかになった。
マット・デイモン主演の法廷サスペンス「レインメーカー」(97)以来、実に10年ぶりとなるコッポラ監督の新作は、ルーマニアの哲学者ミルチャ・エリアーデ原作の小説を基にしたサスペンスドラマ。第2次世界大戦前夜のヨーロッパを舞台に、ナチスドイツの研究にのめり込んだ大学教授の心境の変化を描いている。主人公の大学教授にティム・ロス(「レザボア・ドッグス」「海の上のピアニスト」)が扮するほか、ブルーノ・ガンツ(「アメリカの友人」「ベルリン・天使の詩」)、アレクサンドラ・マリア・ラーラに加え、マット・デイモンがカメオで出演している。製作費はおよそ500万ドル(約6億円)という小品で、フランシス・フォード・コッポラ初のHDカメラによるデジタル作品となる。北米市場では、娘ソフィアの「マリー・アントワネット」と同じソニー・ピクチャーズ・クラシックが配給し、全米で12月公開予定。