アーサー・C・クラーク原作の「宇宙のランデヴー」映画化か?
2007年8月27日 12:00
[映画.com ニュース] スタンリー・キューブリック監督のSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」の原作者で共同脚本も務めたSF作家の大御所アーサー・C・クラークの、もう一つの代表作「宇宙のランデヴー」の映画化プロジェクトが、「セブン」のデビッド・フィンチャー監督とモーガン・フリーマンによって進められていることが分かった。8月21日、フリーマンがMTV.comムービーブログに発言したもの。
原作は73年に出版され、SF小説界の権威であるヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞した長編小説の名作。2130年、太陽系に突如進入してきた小惑星“ラーマ”が、実は直径20キロ、長さ50キロもの巨大なシリンダー状の建造物であることが判明。ノートン中佐率いるエンデバー号乗組員が派遣され、その正体を解明しようとするというストーリー。プロデューサーも務めるフリーマンは、エンデバー号船長のノートン中佐を演じるという。
2000年当時から映画化を切望していたフリーマンは、「この原作はとても知的なサイエンス・フィクションで、映画化するのがとても難しい小説だということは分かっているよ。銃も爆発も出てこない。フィクションではあるが、全て科学に基づいている。映画化する価値がある作品だと思うからこそ、(デビッド・フィンチャー監督と共に)その準備を進めている」と語っている。09年の完成を目指すという。