30年越しの悲願!名優ダスティン・ホフマンが監督に挑戦
2007年7月9日 12:00
[映画.com ニュース] 「クレイマー、クレイマー」「レインマン」で2度のアカデミー主演男優賞に輝く現在69歳のベテラン俳優、ダスティン・ホフマンが、人気作家スコット・トゥローの小説「囮弁護士」(文春文庫)の映画化権を獲得、それを原作にした法廷サスペンス「Personal Injuries」で映画監督に挑み、主演、製作、脚本も務めると、USAトゥデイ紙が伝えた。
同作は、「推定無罪」にも登場した敏腕弁護士ロビー・フェバーが、法曹界を揺るがす大規模な贈収賄事件を摘発するため、連邦検事局とFBIが仕掛けた囮捜査に協力するというストーリー。来年6月までに撮影開始予定で、すぐさま脚本執筆に取り掛かるというホフマンには大物“先輩監督”からアドバイスも寄せられているようだ。「ウォーレン・ビーティが僕に語ってくれたよ。“脚本が完璧になるまで待つな、さもないと撮影なんて決して始められないよ”とね」
実はホフマン、自らのプロダクションで製作した78年の主演作「ストレート・タイム」で監督の経験がある。途中で同時に俳優と監督をこなすことが困難になり、ウール・グロスバードに監督の座を譲ったため、名義上クレジットされていない。ホフマン曰く「自分で自分をクビにした」というが、今回は最後までやり遂げることが出来るか?