20世紀フォックスが「タイタニック」のスタジオを売却
2007年6月1日 12:00
アカデミー賞で史上最多の11部門で受賞した、97年のジェームズ・キャメロン監督作品「タイタニック」が撮影されたメキシコのスタジオを、このほど20世紀フォックスが売却した。購入者や売却額など詳細は明らかにされていないが、買ったのは地元メキシコの個人投資家グループで、全額キャッシュで支払われた模様。
メキシコのバハカリフォルニアにあるロザリトの南、太平洋を望む約19万平方キロの地に96年に建造されたこの“バハスタジオ”は、「タイタニック」の撮影のために建設されたスタジオ。撮影時には原寸の90%の大きさでタイタニック号が建造され、ほぼ全シーンが撮影されたことで知られる。巨大な海洋シーンを撮影するためになくてはならないスタジオで、「マスター・アンド・コマンダー」「パール・ハーバー」、007映画の「トゥモロー・ネバー・ダイ」などが撮影された。
管理していたフォックスは、集客のために00年にミュージアムやアトラクション施設を建ててスタジオの存続に努めてきたが、近年、巨大なスケールの大作が減っていることもあり、採算性が落ちていたようだ。「もっと莫大な運営費がかかる2つのスタジオを、ロサンゼルスとオーストラリアのシドニーに持っている。今回は運良く地元の投資家からの購入オファーがあり、売却を決断した」と同社広報は語っている。
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