松本人志監督・主演「大日本人」がカンヌ映画祭でお披露目
2007年5月22日 12:00
「大日本人がカンヌに姿を現した……」。これまで内容が全く明かされないままだった松本人志の映画監督デビュー作「大日本人」が、開催中の第60回カンヌ国際映画祭の「監督週間」部門で現地時間の5月20日夜、世界初披露された。
上映に先立ち舞台挨拶に立った松本は「日本でとても人気のあるスターです」という自己紹介で先制パンチ、満場の笑いを誘った。また「(カンヌに参加している)皆さんはたくさん映画をご覧になっているでしょうが、おそらく誰も今まで見たことのない作品になっているはず。一生忘れられない映画になると思います」と自信たっぷりに挨拶した。
映画はタイトルが示す通り、松本自身が演じる大佐藤が超高圧電流により巨大化して、日本に襲来してくる「獣(じゅう)」と戦い、撃退する物語。ウルトラマンやゴレンジャーの設定を下敷きにしながらも、単なるヒーロー物のパロディに終わらず、皮肉たっぷりのギャグを絶妙の間で投げかけてくる様は、お得意のナンセンスコントそのものだ。上映中もいたるところで笑いが起き、終映後には大きな拍手に包まれた。
しかし、上映後の日本人記者向けの会見では舞台挨拶と一転、松本監督は「今までにない緊張でした。もう二度とこんな気分にはならないでしょう」と正直な胸の内を興奮気味に語った。「どうしても(会場の)真ん中に座って見ないとダメなもんですかね? せめて最前列なら良かったんですけど……」と観客の反応が気になったようで、上映後の拍手には安堵した様子。一方で「ここはこうしたい(直したい)、と思うところがいくつかあった」と次回作への意欲とも思えるコメントも残した。
最後に「相方の浜田さんの感想は?」という記者陣からの質問に「見ないんじゃないですか? 僕も(浜田が日本語吹替えを担当した)「シュレック」をいまだに見てないですからね」と笑いで締めくくった。「大日本人」は6月2日、日本公開。
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