試行錯誤の末に出来た「アルゼンチンババア」。鈴木京香を直撃
2007年3月23日 12:00

本作は、小さな田舎町に住むおかしなババア(=ユリ)の破天荒なキャラクターを軸に、妻、そして母親を亡くした父娘の絆を描くファンタジックな人間ドラマ。エキセントリックな性格に、白髪混じりのカツラをかぶるなど、今回のユリ役に対して大胆なアプローチを行った鈴木だが、劇中のユリ像は試行錯誤の末に出来上がったキャラクターだという。「(髪型に関しては)メイクさんの希望と奈良美智さんが描いた長い黒髪のイラストに小説の中に出てくる描写を基にしました。でもその髪型とアルゼンチン風の服装を合わせても、なかなか自分のイメージするユリには近づけなくて、カメラテストを繰り返しました。優しすぎたり、汚し過ぎたりで、最終的にはいくつかのパターンを作って、皆で話し合って決めたんです。メイクさん、衣装さん、監督だけじゃなくて、他のキャストがみるユリのイメージが凄く気になったりしましたし、“やっぱり、みんなの意見って大事だなあ”って感じましたよ」