山本一力原作の傑作人情時代劇「あかね空」が完成
2007年3月16日 12:00

本作は、京都からやってきた豆腐職人とその妻の2人が織りなす人情時代劇。「女優を廃業したら豆腐屋さんになりたいと思うくらい楽しかった」と話した主人公・永吉の妻を演じた中谷に対し、永吉を演じた内野は役作りのために京都の豆腐屋に取材に行ったという。「お豆腐屋さんがこんなにも重労働だとは思わなかったです。1日がすぐに終わってしまうくらい大変な作業の連続でした。そんな中で、豆腐職人としての心構えなどを聞くことができました」
本作が自身初の映画化作品となった原作者の山本一力氏は「先日、映画を観た後に内野さんと雑誌の対談で会ったのですが、その時に内野さんと話すと、劇中の人物ではなく、俳優の内野さんと話していることに気づいたんです。当たり前かもしれませんが、これは私にとってまったく初めての体験だったのです。役者さんというのは普段話しているときと、スクリーンの中にいるときとでは、全く違うということを改めて感じました。どこにいっても、“俺は俺だ”という役者さんもいますが、真の役者というのは、与えられた役になりきった顔と普段の顔とを分けているということを目の当たりにして、深い感銘を覚えました」と話し、「自分の原作云々は、この映画の力の前ではまったく関係ありません。とにかく1人の観客として楽しみました」と賛辞を送っていた。「あかね空」は3月31日ロードショー。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)