役所広司&黒沢清監督の7度目のコンビ作「叫(さけび)」
2007年3月6日 12:00

「叫(さけび)」は、ある殺人事件を担当する刑事が、捜査を進めるうちに、犯人は自分ではないかと疑い始め、自らの記憶と向き合いながら過去の亡霊に苦悩するというミステリー。本作で実に7度目の黒沢作品となった主演の役所は「(黒沢さんの映画は)ありきたりではないんですよね。“次は何をやらせてくれるんだろう”という期待感があるんです。いつもたくさん宿題がある台本を渡されて、いろいろ思いを巡らせながら役を作り上げる楽しみと、それを現場で(監督に)テストしてもらいながら撮って、最後に出来上がったものをみて『ああ、こうだったのか』と驚き、発見するという、黒沢映画のファンとしての楽しみもありますよね」と黒沢作品に携わる喜びを語り、本作についても「ホラーといってもお化け屋敷の怖さとは違います。人間が持っている無意識な部分が引き出される嫌な怖さなんです」と黒沢ホラーの魅力を話す。
また、今回黒沢作品に初出演となった伊原と小西の2人はともに現場が楽しかった様子。「黒沢さんの撮りたい画が決まっていたように思うので、現場はとてもスピーディでしたね。黒沢さんの指示は的確で、こちらとしては監督の意図が良くのみ込めました」(伊原)、「やっぱり緊張しましたけど、現場に入ると何気ない日常会話で役所さんたちが和ませてくれました。現場に行くのが本当に楽しかったですね。映画は楽しい話じゃないんですけど(笑)」(小西)
メガホンをとった黒沢清監督は、本作はもちろん、多くの恐怖映画のモチーフとなっている“幽霊”という存在について「“幽霊”というのは全く架空の存在ではないと思うんです。居るか居ないという以前に、死んだ人ですから、かつては間違いなく存在した人間なんです。死んで無になるという意見もあるでしょうけど、“何か”になることもあるわけです。僕らが映像で表現しているようなものかどうかは分かりませんが、もし(死人が)何かになるとしたらそれは“幽霊”に近い存在なのではないかと思います。それ故に、誰の身の上でも起こりえることでは」と語ってくれた。監督・キャストの誰もが「怖かった」と語る葉月里緒奈の幽霊にも注目だ。「叫(さけび)」は絶賛公開中。
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