石原慎太郎が脚本&製作総指揮「俺は、君のためにこそ死ににいく」
2007年3月6日 12:00

第2次大戦末期、“特攻の母”と呼ばれ、若き特攻隊員から慕われた故・鳥濱トメさんの視点で、特攻隊員たちの真実を描く戦争群像劇「俺は、君のためにこそ死ににいく」が、このほど完成した。3月2日、都内の新高輪ホテルにて「『俺は、君のためにこそ死ににいく』を成功させる会」が開かれ、本作の製作総指揮・脚本を務めた石原慎太郎都知事、新城卓監督、主演の岸惠子、徳重聡、窪塚洋介が記者会見を行った。
陸軍特攻基地がある鹿児島・知覧で、軍指定の定食屋を営んでいたトメさんは、そこで多くの特攻兵の最期を見送った。そんな彼女と長年親交を深めてきた石原都知事が脚本を執筆。「この映画を“特攻隊賛歌”にするつもりはない。これは美しく悲しい青春映画であり反戦映画だ。今、世界で起きている自爆テロと特攻隊は、全く理想の違うものだと知ってほしい」と怪気炎。アカデミー作品賞候補にもなった「硫黄島からの手紙」を引き合いに出して、「ライバルになると思って見たけど、あの映画よりずっとましだね。米軍の焦燥感もなく、島のどこで戦っているのか分からなかった」とバッサリ斬り捨てた。メガホンを取った新城監督は、「この映画は石原慎太郎なしには出来なかった。企画してから約10年かかっているので、作品にかける想いは半端じゃない」と、共に作り上げた石原都知事を讃え、本作にかけた意気込みを語った。
トメさんを演じた岸は、自身が幼いときに経験した横浜大空襲のエピソードを披露し、「トメさんの想いを自分なりに深く受け止めて演じた」と真摯に語る。特攻隊員を演じた徳重と窪塚も、「実際に特攻を体験した人から教えてもらったことを、僕たち役者がずっと語り継いでいくことが使命」(徳重)、「僕らの世代は平和ボケしているが、戦争で亡くなった人たちの上にこの平和があることを忘れてはいけない」(窪塚)と戦死者たちへの敬意を表した。「俺は、君のためにこそ死ににいく」は5月12日公開。
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