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「幸福な食卓」監督&脚本家に聞く“家族”の在り方

2007年1月23日 12:00

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「幸福な食卓」(左から)小松隆志監督、長谷川康夫
「幸福な食卓」(左から)小松隆志監督、長谷川康夫
現役中学校教師の人気作家・瀬尾まいこのベストセラー小説を映画化した「幸福な食卓」が、まもなく公開される。本作のメガホンを取った小松隆志と、脚本を担当した長谷川康夫に話を聞いた。
「父さんは、今日で父さんを辞めようと思う」――。朝ご飯は家族揃って食べるというルールを持つ中原家の食卓で、ある日父が口にした言葉。中学校3年生の佐和子の視点で描かれる本作は、父の自殺未遂、母の家出、成績優秀の兄が大学進学をやめたことなど、狂い始めた歯車の中で危うくも淡々と過ごす家族の日常を映し出す。この中原家という家族について、小松監督は「彼らは別に特異な存在ではなく、どこの家族も同じような問題を抱えているはず。自殺未遂や別居など暗い部分だけに焦点を当てた作品は多いが、そこだけを強調するようなことはしたくなかった」と語る。また、原作を尊重して脚本を作り上げたという長谷川も、「『父は何故自殺しようとしたのか』をメインテーマに置いて、ラストにその答えが分かるようなストーリーは多いが、この物語は違う。中原家の人々は世の中で起きているような暗い事件とは無縁で、むしろ相手を思いやりすぎたために逆に相手を傷つけてしまい、徐々に関係が崩れてしまったんです」と作品を分析する。
昨今、家族間の問題が多くのメディアで取り上げられているが、長谷川が「子供は『この人が親でよかった』と思えることが最高の幸せだし、親もそう思ってもらえることが一番幸せ。映画を見た後にそういう気持ちになってくれれば」とコメントすると、監督も「この映画を観て、家族と一緒に暮らしている人も離れている人も、もう一度家族とは何なのか考えてほしい」とのメッセージを送ってくれた。
幸福な食卓」は1月27日より全国ロードショー。

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