「不都合な真実」ジャパンプレミアで元米副大統領アル・ゴアが挨拶
2007年1月16日 12:00
同作は、ゴアがこれまでに行ってきた地球温暖化防止を訴えるスライドショー公演を劇場用映画として編集したもの。地球温暖化問題に対するゴアの思いのルーツが語られるなど、1人の政治家が生涯を捧げて問題に挑む姿に迫ったドラマでもある。同作の公開により、00年に現職ジョージ・W・ブッシュと大統領選を争った頃と同様のスポットライトを浴びることになったゴアは、「私はこの問題に使命を感じている。この問題には30年間向き合ってきたが、地球が危機に瀕している今、その使命感は一層強いものになっている」と語った。また、ホワイトハウスを去った後、地球温暖化防止を訴えるには政治システムを変えるしかないと実感。今回の映画化は「世論を動かすことで政治システムを変える」ためとその理由を語った。
アメリカではドキュメンタリー映画史上3位の大ヒットを記録し、温暖化問題がかつてないほど議論されている。日本でゴアのメッセージはどこまで浸透するか。「不都合な真実」は1月20日よりロードショー。