映画の感想によって「自分の危なさ」がわかる。「キング/罪の王」
2006年12月5日 12:00

ガエル・ガルシア・ベルナル主演最新作「キング/罪の王」のスペシャル・トークイベントが、12月5日、渋谷のアミューズCQNにて行われた。心理学者の富田たかし氏をゲストに迎えたこのイベント、当初は淡々と罪を犯す美しき主人公エルビスの心理を探る予定だったが、話は次第に違う方向へ。エルビスが身を寄せる家族が属する宗教団体を例に挙げて、「人は自分の価値観を持たないと不安。映画に登場する教会は、不安を感じる人たちが価値判断を預ける場所として描かれる。人はシステムの整ったものを盲信しやすい」と指摘。システムに頼り、価値判断の自由から逃げている人たちが増えているという厳しい意見が飛び出した。本作は、システム化された価値観を共有する社会に放り込まれたアウトサイダーの苦悩を描きつつ、そのアウトサイダーによってシステムがいかにあっけなく崩されていくかという怖さを描いていると分析した。
また、富田氏は映画を「心理的なリトマス試験紙」と形容。映画の感想によって自分の危なさがわかると言う。「劇中の出来事を他人事として見てしまうのが一番危ない。アメリカ的な悲劇とか単なる悪では片付けられない」とその一部を解説。“実は主人公を真の悪として売るという選択肢もあった”という配給側の告白には、「そのほうが売れるんですけどね」と笑顔で答えた。「キング/罪の王」はアミューズCQNほかにて絶賛上映中。
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