韓国歴史的ヒットの「王の男」は「同性愛映画ではない」
2006年9月26日 12:00
※06年7月11日より、「ニュース&噂」は毎週火曜日・金曜日の週2回更新となりました
韓国歴史的ヒットの「王の男」は「同性愛映画ではない」

昨年12月に韓国で公開されて1230万人を動員し、「ブラザーフッド」が持っていた観客動員記録を破った話題のドラマ「王の男」(06年9月に「グエムル/漢江の怪物」が本作を抜いて歴代1位になっている)。本作の主演カム・ウソン、イ・ジュンギ、チョン・ジニョンによる来日記者会見が、9月25日、ホテルニューオータニ(東京・赤坂)にて開かれた。
16世紀初頭の朝鮮王朝時代が舞台の「王の男」は、実在した暴君ヨンサングンと、彼によって宮廷に招き入れられた2人の旅芸人チャンセンとコンギルの運命を描く物語。チャンセンとコンギルは固い友情で結ばれた幼なじみで、女形のコンギルはヨンサングンの寵愛を受ける。女性と見まがうほどの端整な容姿を持つコンギルを演じたイ・ジュンギは、「中性的で神秘的な雰囲気を出すのに苦労した。いろんな映画を観て女性の眼差しを研究した」そう。「4カ月間の撮影後も女性っぽい仕草や言葉遣いが残って大変だった」と語り、そのなりきりぶりには注目だ。
また、その一方でイ・ジョンギは、ヨンサングンとコンギルの関係を「同性愛と言われるのは自分にとって負担」と複雑な心境を告白。「ヨンサングンとコンギルはともに孤独な境遇で、コンギルにとってはむしろ母性のようなもの」。そんな本作が大ヒットしたことによって「いろいろ騒がれて心に傷を負ったところもあるが、俳優として多くを学び、この映画に出られて本当に光栄」と語っていた。
「王の男」は12月9日ロードショー。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント