金城武が歌声披露「ウィンター・ソング」来日イベント&会見
2006年9月15日 12:00
「君さえいれば/金枝玉葉」「ラブソング」など、これまで数々のラブ・ストーリーを世に送り出してきたピーター・チャン監督が、金城武を主演に迎え約10年ぶりに長編を手掛けた「ウィンター・ソング」。9月14日、東京・丸の内ビルディング・マルチキューブにピーター・チャン監督、主演の金城武、ジョウ・シュンが来場し、集まった2000人を超えるファンの声援に応えた。
その後、場所を移して来日記者会見を開催。本作は、10年前に別れた恋人同士が、お互い人気俳優、トップ女優としてミュージカル映画で共演を果たし、10年前の愛をたどっていくというラブ・ストーリー。随所に美しい映像のミュージカル・シーンが散りばめられ、金城武をはじめとする登場人物が切ない愛を歌い上げる。監督は「この映画は私にとって特別な作品。役者や撮影スタッフと常に話し合い、色んなアイディアを出し合って作り上げていきました」と作品に対する思い入れを語る。主演の金城も「撮影現場のセッティングが全て終わり、あとは役者を待つのみという段階で、監督とジョウさんと僕は楽屋のソファに寝そべりながら台本について話し合っている、ということが何度もありました。スタッフには申し訳ないですけど……」と撮影を振り返った。金城の相手役を演じたジョウは「演技だけでなく、歌やダンスで感情を表現するのは初めての経験だったので、私にとっても特別な作品になりました」とコメント。
ミュージカル映画ということで、劇中で披露した歌について質問が及ぶと、金城は「歌についてはそれほど苦労はしませんでした。僕が今回一番心配したのは、ダンスをするのかということ。僕は踊れないので(笑)。幸いそういったシーンがなかったのでよかったです」と答え、会場を笑わせていた。「ウィンター・ソング」は11月公開予定。