日本人監督が、デスクトップ1台で作った凄い映画
2005年11月15日 12:00

「スター・ウォーズ」や「マトリックス」のみならず、最近の映画はその大部分がデスクトップ(=コンピューター)で作られるようになっている。もちろん日本でも、大ヒット中の「ALWAYS 三丁目の夕日」に見られる通りその傾向は同様なのだが、そんなデスクトップ・ムービー全盛時代にあって、監督が1人でほとんどのパートを担当したという極めつきの映画が今週公開される。
その映画は、今年のプサン国際映画祭にも正式招待された「天然性侵略と模造愛」で、監督・脚本・撮影・編集・VFX・美術・音楽のすべてを手がけたのは山岡信貴。65年、大阪生まれの山岡は、93年のぴあフィルムフェスティバルで審査員特別賞を受賞したのを皮切りに、ベルリン映画祭ほか海外の映画祭から続々招待されている、知る人ぞ知る異能の存在なのである。
今作は、見知らぬ人物から「3カ月間、自分をやめたら50万円やる」と言われた男が、それを機に自分の身に起こる異変を描いたSFホラーアクション。作風は、よく言えば「クローネンバーグ風」、悪く言えば「ワケが分からない」と見る者によってまちまちだが、黒沢清監督らが絶賛する才能は、秋葉系の諸君ならずとも一見の価値があるだろう。11月19日より渋谷アップリンクにて公開。

「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」
をディズニープラスで今すぐ見る
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ミッキー17
【史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】転職したら…死んで生き返る“無限労働”だった!?
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本の映画館は高すぎる!?
【そんな人に朗報】衝撃の価格破壊!! 2000円→750円になる“神・裏ワザ”教えます
提供:KDDI

「イノセンス」4Kリマスター版
【いま観ずに、いつ観る?】公開20周年記念、劇場“初”公開!“究極”の「イノセンス」が解放される
提供:TOHO NEXT

石門
就活中に妊娠、卵子提供のバイト、生活に困窮…壮絶、しかし共感する驚愕体験【100%超高評価作】
提供:ラビットハウス

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

異常な映画みつけました
【クレイジー】壮大VFXを監督がほぼ1人で製作、完成に12年、正確に言うと未完成…面白すぎる
提供:Henge