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東京国際映画祭閉幕。中谷美紀「力道山より“奥さん”欲しい」

2005年11月1日 12:00

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レッドカーペットを歩いて入場した 萩原聖人、中谷美紀、ソル・ギョング
レッドカーペットを歩いて入場した 萩原聖人、中谷美紀、ソル・ギョング
10月30日、渋谷bunkamuraオーチャードホールにて、第18回東京国際映画祭のクロージング作品として「力道山」が上映され、ソン・ヘソン監督、出演のソル・ギョング中谷美紀萩原聖人藤竜也らが舞台挨拶を行った。
日本が誇るヒーロー力道山を、文字通り熱く体現したソル・ギョングは、撮影で大変だった点を聞かれ、「私にレスリングというのは、最初無理だと思いました。相手も本物のプロレスラーばかりで、全く手加減せずに殴られて(笑)。でも、本当にいい経験ができました」とコメント。そんな力道山を忍耐強く見守り続ける妻、綾を演じた中谷美紀は、「客観的に力道山という男性は魅力的だと思いますが、個人的には綾のような耐え忍ぶ生活というのは勘弁願いたいです(笑)。むしろ、綾のような奥さんが私には必要かな」と発言。最後に、力道山の息子で、プロレスリング・ノアの副社長である百田光雄氏が花束贈呈に来場し、「日本と韓国のスタッフ・俳優のがんばりで、素晴らしい父の映画ができました。父も草葉の陰で喜んでくれていると思います」と語っていた。
力道山」上映後のクロージング・セレモニーでは、コンペティション部門の各賞が発表され、最高賞にあたる「東京サクラグランプリ」を根岸吉太郎監督の「雪に願うこと」が受賞。第1回の故相米慎二監督以来の日本人監督作の受賞となった。同作はほかに男優賞(佐藤浩市)、監督賞、観客賞を受賞。審査員特別大賞にはアメリカ映画「女たちの会話」、女優賞はヘレナ・ボナム・カーター(「女たちの会話」)、ジン・ヤーチン(「女たち」)が受賞した。

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