石原都知事が製作する特攻隊映画
2005年8月23日 12:00

太平洋戦争下、鹿児島県知覧で“特攻の母”と慕われた故・鳥浜トメさんの視点で、特攻隊員たちの青春を描いた「俺は、君のためにこそ死ににいく」の企画発表が、8月22日、東京・赤坂プリンスホテルにて行われた。
脚本のみならず、初めて映画の製作総指揮を務める石原慎太郎氏は、「若い人が特攻していくのを、間近で涙をこらえて見守っていた人たちがいた。その最たる存在が鳥浜トメさんだ。多くを語らない人だったけど、私にはいろいろな話をしてくれた。寂しい想いをしていた特攻隊員たちの肉親、恋人の権化として心で抱きしめていたトメさんは“菩薩”だと思います」と熱弁を振るい、鳥浜さんが亡くなった時、当時の宮沢喜一首相に「彼女に国民栄誉賞を出してあげて欲しい」と訴えたというエピソードも披露した。
新城卓監督も、「私は沖縄出身なので、戦争の惨めさ、悲惨さを聞かされていたけど、小学6年生の時『西部戦線異常なし』を観て、どんな話よりも魂を揺さぶられた。鎮魂というのは簡単だけど、表現するのは難しい。遺作になっても構わないつもりで全力でがんばりたい」と熱い意気込みを語っていた。「俺は、君のためにこそ死ににいく」は06年公開予定。
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