「ハウルの動く城」、北米市場では苦戦
2005年6月21日 12:00
6月10日からついに全米公開となった「ハウルの動く城」が、6月17日より上映館を36館から202館に拡大し、全米ボックスオフィスで13位にランクインした。ただし、上映館が少ないとはいえ、2週間で142万ドル(約1億5000万円)しか稼いでおらず、苦戦を強いられている状態だ。気になる批評家の評価だが、「奇抜なキャラクターがかわるがわる登場するが、ストーリーが進むにつれてどんどん不明瞭になり、宮崎アニメにしては珍しく、観客は意味のない見せ物に飽きてしまう」(シカゴ・サン・タイムズ)、「ストーリーが存在しない。あるいは、ストーリーを進めようという意志がない」(ワシントン・ポスト)などストーリーに関して批判はあるものの、その映像表現や想像力に関しては相変わらず大絶賛。宮崎アニメとしてはベストではないにしても、見る価値はあるというのが、大半の見方のようだ。
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