御大イーストウッド、43年ぶりの来日
2005年4月12日 12:00

今年、「ミリオンダラー・ベイビー」で2度目のアカデミー作品賞、監督賞を受賞した現代の映画界を代表する俳優・監督のクリント・イーストウッドが、62年にTVシリーズ「ローハイド」のPRで来日して以来、実に43年ぶりに日本にやってきた。
今までいかなる呼びかけにも応じてこなかったイーストウッドが今回来日した理由は、新作映画「硫黄島の星条旗」の撮影準備のため。「硫黄島の星条旗」(原題「Flags of Our Fathers」ジェームズ・ブラッドリー、ロン・パワーズ著)は太平洋戦争末期、日米両軍の激戦地となった硫黄島(東京都・小笠原村)の要塞、擂鉢山(すりばちやま)に米国旗を打ち立てた6人の兵士達のドキュメンタリーで、彼等の硫黄島での死闘とその後の人生を息子の視点から描く。
4月3日にプライベートジェットで来日し、5日には硫黄島を視察、そして6日、石原慎太郎東京都知事を表敬訪問し撮影の協力を要請したイーストウッドは、石原都知事の「日本国民の感情を損ねるような作品にはしないで下さい」という注文に「もちろん、日本人の国民感情を尊重した人間ドラマになる。また、戦争映画というよりは息子が父親の人生を追う、父親捜しの映画になると思う」と答えた。
脚本は「ミリオンダラー・ベイビー」のポール・ハギスが執筆し、製作はスティーブン・スピルバーグ率いるドリームワークスが行う。キャスティング、撮影準備が終わり次第、今秋からクランクインし、06年公開予定。日本での配給はワーナー・ブラザースが行う。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)