「華氏911」に対抗!共和党がケリー批判の短編を製作
2004年8月3日 12:00
ブッシュ政権を痛烈に批判したマイケル・ムーア監督「華氏911」の記録的なヒットでダメージを受けている共和党が、その対抗策として、民主党の大統領候補に正式に指名されたばかりのジョン・ケリーを批判する11分の短編ビデオを製作した。さまざまなトーク番組でのイラク戦争に関するケリーのコメントをまとめたもので、彼の発言の矛盾点を指摘する内容。01年と02年には、反サダム・フセインの立場で厳しい発言をしていたケリーが、03年後半にはイラク戦争に対して慎重なコメントをするようになり、04年前半には、完全に反戦主義になっているさまが見てとれるという。共和党はこのビデオを7月28日に公表し、800万人の共和党支持者にEメールで送付した。
ちなみに、共和党全国委員会は「華氏911」の配給を行っているミラマックスに同作の配給を持ちかけたが、短編だからという理由であっさり拒否されたという。