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ディズニーとピクサーが復縁?

2004年7月27日 12:00

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打率10割を誇るアニメーション・スタジオのピクサーが、今年1月に契約更改交渉を打ち切ったディズニーと再交渉を始めたとの情報が飛び交っている。ディズニーとの交渉決裂後、ピクサーはフォックス、MGM、ソニー、ワーナーなどのメジャースタジオと交渉をしたが、どのスタジオとも契約には至っていない。ピクサーのスティーブ・ジョブス会長とディズニーのマイケル・アイズナー会長は犬猿の仲として知られているだけに、なぜいまさら交渉を再開させたのか、詳細は分からない。
この3月、ディズニーではアイズナー体制が株主の反発に遭うという危機にさらされたが、この時ジョブスはハリウッド関係者に、「アイズナーさえ去れば、ディズニーに戻る」と伝えていたという。しかし現在は、アイズナー体制がどうなるかに関わらず、ジョブスはディズニーに戻る姿勢を見せているそうだ。契約上、ピクサーはディズニーを去ると、「トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」などヒット作のライブラリーを失う上に、続編製作の権利まで失ってしまう。情報筋は「ライブラリーを手放すのはあまりにももったいないので、彼はディズニーに戻る気になったのでは」と語っている。
いずれにせよ、ディズニーとピクサーの新しい契約はすぐに交わされるわけではない。ジョブスは、現在の契約下で製作されている「Mr.インクレディブル」(12月4日日本公開予定)と「Cars」(05年公開予定)の2本で様子を見ながら、結論を下すことになりそうだ。
ちなみに、この件に関して、ディズニーとピクサーは双方ともコメントを出していない。
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