永瀬正敏4年ぶりの主演作「ラブドガン」舞台挨拶
2004年6月22日 12:00
「ラブドガン」は、永瀬正敏演じる孤高の天才殺し屋が、自分の師匠で育ての親代わりの殺し屋(岸部)に命を狙われるという物語。その中で、両親の無理心中により1人残された女子高生(宮崎)との心の交流も描かれていく。キャスティングをする上で監督がこだわったのは、プロの映画俳優であること。「映画俳優という職業にプライドを持っていて、それぞれお互いにリスペクトしあっている。そういう関係を映画の中にも持ち込みたかったんですよ」と語っている。
公開初日は、前日からの徹夜組に加え、立ち見まで出る大盛況。実に4年ぶりの映画主演となった永瀬は「毎日現場に行くのが楽しかった。去年はこの映画しか撮影してなかったので、ここからまた映画に戻ってこられた気がしています」と笑顔。宮崎も「男の人たちがすごく格好いい映画。何度も見てもっともっと好きになってもらいたい」とアピールした。その独特の存在感で、これまで数々の映画賞も受賞している岸部は「僕はすごく好きな映画。脚本の段階から迷いがなくて、自分のやりたいことを撮りきった。これから先、どんな監督になっていくのか、そういう意味でものすごく良い映画だと思います」と監督の手腕を評価した。