9・11の裏側を暴露したあの本が映画化
2004年4月13日 12:00
米ブッシュ大統領の特別顧問を務め、テロ対策を担当していたリチャード・クラーク元情報部員が執筆したブッシュ政権告発本「Against All Enemies」が全世界に衝撃を与えるなか、ソニー・ピクチャーズが同作の映画化権を取得した。クリントン政権、続くブッシュ政権でテロ対策を任されていたクラークは、9・11の同時多発テロ直後からアルカイダによる犯行との見方が強かったにもかかわらず、ブッシュ大統領やラムズフェルド国防長官がイラク攻撃を指示していたことや、ブッシュ政権がアルカイダに対して無関心であったこと、昔から常にイラクを意識していたことを暴露している。
プロデューサーを務めるジョン・カリーは、ワーナー・ブラザース時代に、ウォーターゲート事件を描いた「大統領の陰謀」の製作にも関わった人物。ソニー・ピクチャーズは、契約の詳細については明らかにしていない。