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「みなさん、さようなら」でオスカー。クールなアルカン監督が来日

2004年3月16日 12:00

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(左より)ドゥニ・アルカン監督、 妻で製作のドゥニーズ・ロベールと オスカー像
(左より)ドゥニ・アルカン監督、 妻で製作のドゥニーズ・ロベールと オスカー像
今年度のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した「みなさん、さようなら」のドゥニ・アルカン監督がPRのために来日。3月15日、カナダ大使館(東京・赤坂)にて会見を行った。オスカー像を手に現れたアルカン監督は、アカデミー賞を獲った感想を「ハリウッドの人間が私のようなカナダ人監督の映画を認めてくれたことは嬉しいが、それだけのことだよ。1つ覚えておいて欲しいのは、アメリカ映画史上最高の1作『市民ケーン』がアカデミー賞を獲っていないこと。いい映画が獲ることもあれば、悪い映画が獲ることもある」と冷静に述べた。
そして、“The Barbarian Invasions”(蛮族の侵入)という本作の原題について、「私は古代ローマ帝国と現在のアメリカ帝国が辿る運命は同じだと思うんだ。帝国は、常に蛮族から侵略を受ける運命にあるわけだから。アメリカは第2次大戦以降絶えず戦争を繰り返してきたし、これからも繰り返すだろう。また、戦争だけが帝国を蝕むわけじゃない。麻薬、非合法移民、エイズにSARS、狂牛病などの伝染病なども蛮族で、このすべての蛮族に対して経済的対応が出来なくなったときに帝国は終焉を迎えるわけだ。そして、今、我々はまさに“その時”を生きている。映画では“その時”を主人公であるレミに体現してもらい、その姿を描いた。レミにとってはガンという病気が蛮族なんだ」とまとめた。「みなさん、さようなら」は4月24日より公開。

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