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「キル・ビル」アニメ監督を直撃。タランティーノにはオーラがない?

2003年10月21日 12:00

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中澤一登監督
中澤一登監督
クエンティン・タランティーノ監督6年ぶりの最新作「キル・ビル」の公開を前に、本編に挿入されるアニメーション・パートを監督した中澤一登氏に製作の裏話を聞くことができた。
このアニメーション・パートは、主人公ザ・ブライド(ユマ・サーマン)の敵役の1人、オーレン・イシイ(ルーシー・リュー)の幼少時代から殺し屋になるまでの経緯を説明するくだりで、「攻殻機動隊」や「劇場版エヴァンゲリオン」で知られるプロダクションI.Gが製作を担当している。
中澤監督はインタビューの席で、タランティーノ監督からの指示について「彼の頭の中で、このアニメーション・パートは明確に描かれていました。私は監督のビジョンをいかに忠実に再現するか、ということに徹しました。それが(芸術家ではなく)表現者としての私の使命だと思ったからです」とコメント。こうして出来上がったアニメの完成度の高さに大満足したタランティーノは、喜びのあまり思わずプロダクションI.Gの広報の女性にキスを連発したのだという。また、タランティーノという人物については、「何てオーラのない人なんだなぁと(笑)。とにかくテンションが高く、自分で自分のギャグに爆笑しすぎていましたね(笑)」と苦笑しながら語ってくれた。

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