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カンヌ最大の問題作が上陸。ヴィンセント・ギャロ来日

2003年9月23日 12:00

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ヴィンセント・ギャロ
ヴィンセント・ギャロ
バッファロー’66」の大ヒットから5年。俳優、画家、ミュージシャンなど様々な顔を持つアーティスト、ヴィンセント・ギャロが長編監督作品「ブラウン・バニー」のプロモーションのために来日。9月22日、セルリアンタワー東急ホテル(東京・渋谷)にて記者会見を行った。
製作・監督・脚本・美術・撮影監督・編集・主演とギャロづくしの本作は、カンヌ映画際での上映の際、途中で席を立つ人が続出、さらに恋人役クロエ・セヴィニーとの過激すぎるラブシーンに、終映後は大ブーイングが巻き起こった問題作でもある。2週間ほど前にようやく最終の編集作業が終わったそうで、記者から「カンヌ映画祭のバージョンから再編集した意図は?」と聞かれたギャロは「この質問は何度も聞かれて不愉快だね」とまず一言。「カンヌに出品したものは、まだ完成していないラフをプリントしたんだ。カンヌのリアクションは酷いものもあったけど、その影響はないよ」ときっぱり。全てを自分自身でやることについては「最高のものを作るために、自分の仕事は自分でコントロールしたいんだ。でも、友達を失い、健康も損ない、何より貧乏にもなった。またやりたいか、と聞かれたらやらないかもね」とのことだ。映画のヒットが最大の薬かも。04年正月よりシネマライズほかにてロードショー。

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