トム・クルーズと9人の志士。「ラスト・サムライ」来日記者会見
2003年9月2日 12:00

この日は世界で初公開となる映像も用意され、また、昨年の製作発表以来の初の正式な会見の場とあって、約20カ国から850人以上の報道陣が詰め掛けて会場は満員御礼。会見は2時間に及ぶ大仕掛けのものとなった。まずはクルーズとズウィック監督が登場し、初公開となる予告編と本編映像の一部を2人が順次に紹介。それに伴って渡辺謙、真田広之、小雪の3人が登壇し、クルーズと固く抱擁を交わして再会を祝した。「日本人以上に侍の心を知っている」と共演者に言わしめ、劇中では見事な殺陣や和装、日本語を披露するクルーズは「侍の美意識や名誉を尊ぶ気持ち、強さを伝えたかった」と熱っぽく語り、「武士道に関してなら何時間でも語れるよ」というほどの入れ込みよう。渡辺、真田も「正直さや謙虚さといった精神を現代社会にも投げかけ、世界の人々に見てもらいたい」と、“武士道”を描く本作の意義を説いた。
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