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「リトル・ダンサー」のジェイミー少年、新作を引っ提げ来日

2003年8月19日 12:00

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ジェイミー・ベル
ジェイミー・ベル
リトル・ダンサー」で、バレエダンサーを目指す11歳の少年ビリーを熱演し、英国アカデミー賞で主演男優賞を受賞したジェイミー・ベルが、最新作「デス・フロント」を引っ提げて来日した。
デス・フロント」は、第1次大戦下のヨーロッパ西部戦線が舞台の正統派ゴシック・ホラー。ジェイミー扮する少年兵チャーリーは、「リトル・ダンサー」のビリーとは全く正反対の役柄だが、それもそのはず。子役のイメージが定着することを恐れたジェイミーは、ビリーのイメージから脱却するために「デス・フロント」を選んだのだという。
決め手になったのは脚本。「戦争の真実がこの映画に描かれていると思った」と語るジェイミーは、ちょうど歴史の授業で戦争を勉強しているところだったとか。個性派がそろった共演陣も魅力だった。なかでも「ロード・オブ・ザ・リング」3部作でゴラムを演じているアンディ・サーキスは、みんなのリーダー格だったという。「アンディ(・サーキス)のアイデアで、撮影以外のプライベートな時間も、役の上での階級を意識して生活したんだ。用意されたトレーラーは使わずに、余ってる材木で小屋を手作りして、そこにストーブを持ち込んだり二段ベッドを持ち込んだり。僕は一番下っ端だったから皆にお茶を入れたり、薪割りをしたり、サッカーのゴールまで作ったんだよ」
そんなジェイミーが憧れているのが、あのジェームス・ディーン。ルールに縛られない、独自のスタイルを持つ役者になりたいという彼は、「作品の規模に関係なく、いい役、いい作品を選んで、息の長い役者になりたいんだ」と、未来をまっすぐに見つめて語ってくれた。
デス・フロント」は8月30日、銀座シネパトス、新宿東映パラス3他で公開される。

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