アラゴルンも戦争反対!「二つの塔」来日会見
2003年1月28日 12:00

全米で「ハリー・ポッターと秘密の部屋」を上回る記録的ヒットを続けている「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」。日本公開まであと1カ月と迫った1月23日、プロモーションのため来日した、アラゴルン役のビゴ・モーテンセンとエオメル役のカール・アーバンが、帝国ホテル(東京・日比谷)にて記者会見を行った。
ビゴは「和」の文字をあしらったバンダナを巻いた帽子と「石油の為に血はいらない」と日本語で書かれたTシャツで、カールはジャケットの背中に「平和」という文字をはりつけ、腕にはピースマークの腕章を巻いて登場。その理由を尋ねるとビゴは、「普段は政治的なことは口にしない主義だ」としながらも「現在、世界中のマスコミが映画と現実世界を比較している。かつて、原作が書かれた当時は第2次大戦と比較された。トールキンが『これはあくまでも小説にすぎない』と言ったにもかかわらず、だ。私個人としても、映画と現実を比較してほしくはない。だが、やむを得ずするというのであれば、的確に比較していただきたい」と語り、「(イラクとの)戦争突入に反対であるという意思表明をしたかった」と自身の考えを主張した。
撮影中、原作「指輪物語」を片時も手放さなかったというビゴは「ピーター・ジャクソンとJ・R・R・トールキンという2人の監督がいるようだった」と語り、「『トールキンならどうしただろう?』と常に考え、原作を読み直していた」とコメント。「二つの塔」からの出演となるカール・アーバンは「スタッフ全員が原作のコピーを持っていたことに驚いたよ。みんなにとって『指輪物語』はバイブルのような存在なんだ」と、改めて原作の偉大さを強調した。
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