レオ主演作激突で、スコセッシがスピルバーグに公開日を譲る
2002年10月15日 12:00
12月25日に全米公開される予定だったマーティン・スコセッシ監督作「ギャング・オブ・ニューヨーク」の公開が、数週間繰り上げられることになった。12月25日には、同じくレオナルド・ディカプリオが主演する「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の公開が決定しており、同日にディカプリオ主演作を公開しては潰し合いになってしまうと、「ギャング~」の配給元であるミラマックスが判断し、公開を12月上旬に繰り上げた。そもそも「キャッチ・ミー~」のクリスマス公開は「ギャング~」より先に決まっていたのだが、強気で知られるミラマックスのハーベイ・ワインスタイン社長はあえて、同じ日に「ギャング~」をぶつけようとした。しかし、「キャッチ・ミー~」は、メジャースタジオのドリームワークスが製作、しかもヒットメーカーのスピルバーグ監督とトム・ハンクスが手を組んでいることから、ミラマックス社内でも勝ち目がないという声が続出し、ついにワインスタイン社長も折れたということのようだ。ちなみに、スコセッシ監督はいまだに「ギャング~」の編集中である。もともとは、去年のクリスマスに公開されるはずだったのだが。