シリアス路線でオスカー候補。マリサ・トメイ初来日
2002年6月11日 12:00

最愛の息子を失ったことから、互いを傷つけあってしまう夫婦の激しくも繊細な心の葛藤を描き、本年度アカデミー賞の作品賞をはじめ、主要5部門にノミネートされた「イン・ザ・ベッドルーム」。本作で自身も助演女優賞にノミネートされたマリサ・トメイが来日し、6月6日、帝国ホテル(東京・日比谷)で記者会見をおこなった。
オスカーを獲得した「いとこのビニー」など、明るくコミカルな印象の強いマリサが本作で演じたのは、暴力的な夫と別居しながら、主人公夫婦の息子と恋に落ち、やがてそれが悲劇を招いてしまうシングル・マザーのナタリー。このことについて「確かに私はコメディの印象が強いかもしれませんが、シリアスな役もやってきました。中でもナタリーは珍しく悲劇的な役。このような役にめぐりあえたことはとても嬉しく思います」とコメント。家庭内暴力といった現代的な問題も描かれている本作については「観る人それぞれに受け止め方がある作品。だから私がどうこう言うのではなく、個人個人の感じ方で受け止めてほしいです」と真摯な姿勢をみせた。
ところで日本を訪れるのは今回が初めてというマリサは、会見より1週間ほど前に来日し、観光を楽しんでいたとか。「日本食で好きなものは?」という質問に「色々なものがでてくる居酒屋のスタイルがお気に入り。日本酒はロサンゼルスでも飲んでいます。ただ、お好み焼きはちょっとダメね」と会場を和ませていた。本作は7月下旬、日比谷シャンテ・シネほかにて公開される。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント