「対決」をテーマに2本の映画が「対決」するプロジェクト始動!
2002年5月28日 12:00


「ケイゾク」の堤幸彦監督と「VERSUS」の北村龍平監督が同一のテーマで競作する「DUEL」の会見が、5月28日、東京・表参道のスパイラルホールで行われた。「DUEL」は、堤監督作品「2LDK」と北村監督作品「荒神」から成るプロジェクト。上映時間、予算、ロケ方法などを取り決めた“純潔の10か条”に基づき製作された両作品が、ビジネス面での勝ち負けを競う。この日、会見には「2LDK」より堤監督、野波麻帆と小池栄子、「荒神」より北村監督、大沢たかおと加藤雅也、そしてプロデューサーの河井信哉が出席した。
野波と小池という2人の女優が対決する「2LDK」は、自称映画女優とB級グラビアアイドルの2人が同居生活をしていく中で、お互いに殺意を抱くというストーリー。既に終了している本作の撮影について、野波と小池は「この人にだけは殺されたくないと思った」(野波)、「私だけは生き残りたいと思った」(小池)と壮絶な女のバトルを想像させるコメント。また、大沢と加藤が対決する「荒神」では、侍と荒神と名乗る僧侶の戦いが描かれる。会見翌日がクランクインという本作について北村監督は「戦いを避けて通れない2人が、自分より強い者に出会って見せる喜びの表情を撮りたい」と意気込みを語った。
監督だけではなく俳優同士の対決も見物の「DUEL」は、2003年初春に2作品同時上映として公開予定。
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