映画のネット配信、来年にも開始
2001年8月21日 12:00
ハリウッドの大手映画スタジオ5社(MGM、ソニー、パラマウント、ユニバーサル、ワーナー)が、映画のインターネット配信にむけて提携を発表した。これはソニーが率先して開発したMovieflyというシステムで、利用者はインターネットのカタログで見たい映画を探し、予告編を見比べたあと、4ドルを支払って映画を「買う」というもの。ダウンロードした映画は、そのコンピュータか、コンピュータにつないだモニタで鑑賞することができる。いったんダウンロードすれば、24時間好きなだけ再生することができるが、保存期間は30日のみでその後は自動的に消去されるという仕組み。また、違法コピーができないよう、最新のコピーガード機能がついているという。サービス開始時期はまだ正式発表されていないが、業界筋によれば、来年中には実現する見通しだという。開始時には、100タイトルの映画がダウンロード可能となる。大手スタジオのうち、20世紀フォックス、ディズニー、ドリームワークスはMovieflyと提携していない。ディズニーは20世紀フォックスと組み、独自のシステムを発表する模様だ。