「ホワイトアウト」狂乱の初日レポート
2000年8月22日 12:00
8月19日、夏休み映画の最後を飾る邦画大作「ホワイトアウト」が全国257館で初日を迎えた。トップ10速報でもお伝えしたように、当日、舞台挨拶の行われた東京、有楽町の日劇東宝では動員記録続出の異常な盛り上がりを見せた。
1700人を数えた徹夜組の先頭は、3日前の16日夕方から並んだグループで、正式な初回上映時間である8時40分までに集まったファンはなんと2750名。これは日劇3館 (日本劇場・日劇プラザ・日劇東宝) の初回動員新記録で、劇場側は急遽、午前5時より日本劇場での上映を開始し、上映終了後、織田裕二、松嶋菜々子、佐藤浩市らの舞台挨拶を行った。もちろん、それでも集まったファンをさばくことは出来ず、時間をずらして日劇東宝でも上映をスタート。約1時間毎に日劇と日劇東宝で交互に上映、スタッフ・キャストによる舞台挨拶も計4回行われるという、異例のスケジュールで初日の上映が進められた。午後に入ってからもその客足が落ちることはなく、初日の動員は「踊る大捜査線」を抜いて日劇東宝の新記録を達成した。
舞台挨拶後のインタビューで「『踊る~』の動員は抜けそうですか?」と質問を受けた織田裕二は「いや、僕は『踊る~』は特別だと思ってますから比べられないです。欲を言えば抜きたいですけどね」と意外に冷めたコメントを残したが、東宝の配収予想では30億円突破は確実とのこと。さて結果やいかに?