ビジビジビジの音が氣になる
1999年当時、83万部を超す大ベストセラーとなった同名の小説(著者:貴志祐介)を森田芳光監督が映画化。
俳優(敬称略)が皆若く、各々が演じるキャラクターの個性が強い。
内野 聖陽、優しくて不器用な"若槻 シンジ"が主人公。
大竹 しのぶ、ボウリングが得意な"コモダ 幸子"は巨乳の設定。
西村 雅彦、不気味で言動が普通じゃない幸子の夫。
小林 薫、今作の中で2番目に好きなキャラクター。
石... 続きを見る
これは単純なアクションではない
伝説の殺し屋としてのアクションシーンはハリウッドなみにスゴイ。
それぞれの登場人物のキャラも上手く演じていて引き込まれた。
今までの日本のアクション映画を大きく超えて楽しませてくれるし、時折クスッと笑えるシーンや感動するシーンなど盛りだくさんで楽しめました。
前作の生臭さから今作は洗練された感じにパワーアップしていて、何度も見たくなる作品です。 続きを見る
読み解く鍵は“分身”
本作については当サイトの新作映画評論の枠に寄稿したので、ここでは補足的な事柄をいくつか書き残しておきたい。
評では、映画の原作になった2014年発表の小説があること、シャーリイが1951年に発表する長編第2作「絞首人」の構想を練っていた頃に時代が設定されていること、シャーリイたちの家で暮らすことになるフレッドとローズの若夫婦が架空のキャラクターであることなどを紹介した。
さらに評の中で、... 続きを見る
前作のヒロイン的存在のトランペッターは完全端役。今作のヒロインは新...
前作のヒロイン的存在のトランペッターは完全端役。今作のヒロインは新しい学校のリーダーズみたいな先輩(笑)主人公姉も微妙に絡む。
話的には前作の方が良かったようにも思えるが、主人公の絶叫説得とラストに不覚にも涙してしまった。
京アニ恐るべし。 続きを見る
ほぼ原作通りだが、少し手加減?
原作のブロック・イェイツ著の伝記本は、フェラーリ関連書籍にありがちなヨイショ本ではなく、エンツォ・フェラーリを表裏のある気難しい冷徹なレース狂としてその一生を描いた名著である。
今作は、その長い原作の内から、1957年の公道レースであるミッレ・ミリア参戦に焦点を絞って描いたとのことだったので、そのレース場面が多いのかなと思っていたのだが、実際は夫婦関係が冷めきった妻ラウラと妾リナとの三角関... 続きを見る
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