本編の"長澤まさみ的な人間"への問題提起。
女性監督と聞いて驚きを隠せない極めて男性的な社会派映画である。
はじめに、ここ数年見た邦画の中で間違いなくトップクラスの質量と品質だったと述べさせて頂きたい。ただ蛇足を感じたので本評価とした。
普段生活していて気付く方は気付く違和感をクローズアップしたドキュメンタリーだ。
役所の生き方を追うものであるが、その周りの関係者が私達身の回りの社会をリアルに表現できている。
特にディレクター(長... 続きを見る
社会に溶け込む事の意味
二回目の鑑賞
この原作の映像化、その心境が分かる気でいる。反社でも半グレでも無い人間も、“彼は私だ”との思いで、心握りしめられたカットが幾多あるだろう。その切り取る視点のセンスに惚れ込んで以来、西川美和監督の新作を待ち侘びながら日々を過ごしているとは、決して過言では無い思いだ。時代に即した、社会の片隅で人知れず耐える生活者の心理を投影した、「映画だから問いかけられる人の葛藤と温もり」を、絶... 続きを見る
何故にファーストラブ?
原作未読…タイトルと予告編からのイメージで父娘の禁断愛が背景にあるストーリーかな?と予想。まあ半分当たって半分外れた感じ。
最近の北川景子さんハズレ映画が多いからあまり期待せず観ましたが可もなく不可もなく。芳根京子さん上手い、ドクターデスでも共演した木村佳乃さんメチャ存在感。
何より主役3人より最高に当たりくじ役引いた窪塚くん!カッコ良すぎですわ!
色々モヤっと残るところ多いが特にタイトル…... 続きを見る
予告詐欺だが面白い。特殊なミステリ映画
映画の予告では、父親を殺害した女子大生が「動機はそちらで考えてください」と言い放つサイコサスペンスであるかのように描かれていた。が、その女子大生環奈と面会してすぐに「動機はそちらで考えてください…なんて私そんな挑発的な言い方してません。本当にわからないんです」とちゃぶ台返しを食らう。
予告では二転三転する供述、思い出してはいけない初恋の記憶、などとも宣伝されていたが、とてもではないが間違って... 続きを見る
#14 タイトルと真逆な世界
塀の外に出たかったのに実際出て見たら以前とは全く違う世界になっていて生きづらさを感じる主人公。
反社会勢力を世の中から排除しても、別の意味で他人を傷つける人はいなくならないし、そういう人たちは法律で縛ることもできない。
真っ直ぐな気持ちを持ちながら幼い頃に受けた心の傷のせいでまともな生き方が出来ない主人公は、一見平和で素晴らしく見える世界では生きていけないのだ。
西川監督作品はいつも社... 続きを見る
光と闇が同居していた
社会的弱者から目を逸らしてはいけないと、改めて思いました。
そんなメッセージも受け取りつつ、ストーリーとしてはとても光を感じることのできる、素晴らしい映画でした。 続きを見る
一言じゃ言い表せないです
父親殺し。暗くて、悲しくて、難しいテーマですよね。
過去に負った心の奥の深い傷、忘れたくても忘れられない傷。
心の傷と向き合う、芳根京子さん演じる環菜と、北川景子さん演じる由紀の姿が、胸を締め付けました。
あと、中村倫也さん演じる迦葉の由紀に対する想いと、窪塚洋介さん演じる我聞の由紀に対する愛、それぞれに胸が熱くなりました。
環奈に面会に来た由紀とのシーンで、環菜が取乱すところがあるんですが... 続きを見る
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