「これが真相なのでは」と本気で思ってしまう
予告からミステリーの雰囲気を感じ取り、予備情報なしで鑑賞してきました。開幕してほどなく、これが昭和最大の未解決事件をモチーフにしたものだとわかり、当時の記憶が少しずつ蘇ってきました。と同時に、当時はまったくわからなかった事件の真相が少しずつ明らかになっていく過程に興奮を覚えました。これは、事件の記憶がある者にしか味わえない感覚だと思いますが、事件を知らない若い方たちにも本作をきっかけに事件に... 続きを見る
子供が犠牲の上に成り立つ映画
大人になってから叔父の手帳とカセットテープを見つけ、過去脅迫事件の片棒を担いでしまったと気付いた男性と、些細なきっかけでその事件を追いかける事になった男性記者2人の話。原作未読。
実際にあった「グリコ・森永事件」などの大阪・兵庫企業脅迫事件を元ステージにして、今では時効になりながらも事件のしがらみに踠いている人達を映し出していた。
まとめづらい事件なのだが、あらゆる方面の推測などを上手く... 続きを見る
知的
映画構成に一本取られた💦
養子縁組にて男の子を迎え入れた夫婦が、産みの親(らしき人)から「息子を返して下さい。それが駄目ならバラしますのでお金下さい」と脅迫されちゃう話。
あらすじだけ観ると「ダメダメ産みの親の脅迫話」「産みの親?育ての親?どっちが子の為?」とか想像してダラダラ映画が進行して行きそうだと思うじゃないですか💦
正直言って違いました。😖
しっかり特別養子縁組内容をドキュメンタリー風に取り入れ、また「夫... 続きを見る
泣ける
悲しい
難しい
【”希望はいいものだ、多分最高のものだ・・。” 冤罪に屈せず獄で生き抜き、執念で自由を獲得した稀有な男の物語。青く美しい海岸のラストシーンは何度観ても涙が溢れる作品である。傑作中の傑作である。】
ー 内容は人口に膾炙しているので、割愛。ー
■当方が特に好きなシーンのみ記載する。
・高圧的な刑務官の身内の相続に関し、アンディが元銀行マンの知恵を命懸けで授け、その見返りでビールを調達屋レッド達囚人に振舞い、彼らがビールを実に上手そうに飲むシーン。
これをきっかけにアンディと囚人との絆が生まれる。
・アンディの部屋に貼られたポスターの変遷
最初は、リタ・ヘイワース、次はマ... 続きを見る
対立や分断は乗り越えられる、と信じさせてくれるチャーミングな逸品
冒頭、ヒトラーに熱狂する群衆の記録映像に、ビートルズの「抱きしめたい」のドイツ語版をかぶせる風刺のセンス!現在の視点から当時のドイツ人を批判するのは容易だが、彼らにとってヒトラーはまさにロックスターのような崇拝の対象、偶像=アイドルだったのだ。
本来シリアスなナチスやユダヤ人迫害を題材にした映画でも、近年は作り手・観客ともに相対的、客観的に扱える世代が増えたせいか、ユーモアを活かしたコミカ... 続きを見る
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