劇場公開日 2023年12月22日

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ハンガー・ゲーム0のレビュー・感想・評価

全46件中、41~46件目を表示

3.0スノー大統領、誕生秘話

2023年12月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

これまでジェニファー・ローレンス主演で、4本シリーズ化され、斬新なSFサバイバル・アクション映画として記憶に残る作品となった本シリーズ。本作は、『ハンガー・ゲーム0』のタイトル通り、ジェニファー演じるカットニスの宿敵とも言える、独裁者スノー大統領の若かりし頃を主人公に、『ハンガー・ゲーム』の誕生秘話について描いている。

『ハンガー・ゲーム』のこれまでのイメージで観に行くと、2時間半を超える大作ながら、何か物足りなさは感じる。『ハンガー・ゲーム』は、反乱軍の各地区から1人ずつ選ばれし者達が、最後の1人になるまで殺し合うサバイバル・ゲームとしての楽しみがあった。
しかし、本作のそうしたシチュエーションは、前半まで。後半は、なぜスノー大統領があれほどまでに弱き者を虐げる独裁者となり、人の命を命とも思わないような、残酷極まりない『ハンガー・ゲーム』を長きに渡って開催してきたのかという要因について、当時の彼の恋愛や友情を通しての心理的葛藤を描いている。

元々、貧しい家庭に育ったスノーは、その環境から抜け出すために、第12区出身の歌姫であるルーシーの教育係として、『ハンガー・ゲーム』で優勝をねらう。そして、第10回の記念の『ハンガー・ゲーム』の幕が切って落とされる。ひ弱なルーシーだったが、スノーのバックアップのおかげで何とか、最後の1人になり命がけのサバイバルを勝ち抜くことができる。優勝を喜んだスノーだったが、しかし、そこには、大きな落とし穴がスノーには待っていた…。

前半は、確かに当初の『ハンガー・ゲーム』の様相を見せて、それなりにサバイバル・シーンほ楽しめたが、やはり中盤からは、少し中弛みと長い上映時間に睡魔も襲ってきた。

若き日のスノー役には、お初にお目にかかったトム・ブライスが演じていたが、純粋な少年が野望を持ち、怒りを湛える青年へと成長する姿をよく演じていた。ヒロインのルーシーには、スピルバーグに『ウエスト・サイド・ストーリー』で主演に抜擢されたレイチェル・ゼグラーが務め、歌姫らしい美しい歌声を聴かせていた。また、大好きだった『ゲーム・オブ・スローンズ』にも出演していピータ―・デインクレイジが、スノーの先生役を演じていたのが、嬉しくもあり、懐かしかった。

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bunmei21

4.52部作を一気見のお得感得

2023年12月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 レイチェル・セグラーが唄い出すと、景色が変わるというか、あっという間に引き込まれてしまう。
 ある場面では、ルーシーの歌の力で窮地を脱してしまう。劇場内に響き渡る彼女の歌声を耳にすれば、さもありなんと、納得。

 前日譚である以上、スノーが闇落ちして、権力者を目指すことになるのは運命として決まっている。前半は、メンターとしての物語、後半は闇落ちのいきさつが語られる。
 スターウォーズのプリクエル3部作と同じ感じと言ってもいいくらいだが、前後二部作を一気に鑑賞した感じで、腹落ち感はとっても良い。

 悪役がコテコテなんだけど、ヴィオラ・デイヴィスとピーター・ディンクレイジの個性がありきたり感を上回って、単なる飛車角じゃなくて成った龍と馬の揃い踏み。このコンビがどんなふうにスノーを変えてしまうのか必見でございます。

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bion

3.5【"雪は頂に降る。そして変容して行く善なる心・・。"今作品はハンガーゲームを開催する意味と共に、冷徹なる為政者が生まれた哀しき原点を描いた作品である。】

2023年12月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

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NOBU

4.5長いけど、初心者でも面白い

2023年12月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

ストーリー、映像共に凝っていて若干難しいが大体は分かる。ハンガーゲームは初心者だったが、十分に楽しめた。
3章に分かれていて後半更に面白い。
今週の作品では1番の当たりかも。

主役の2人がとても美男美女だった。

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ノブ様

2.0ルーシー

2023年12月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

歌が最強の武器

後半イマイチ

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完

3.5レイチェル・ゼグラーとピーター・ディンクレイジ

2023年12月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

事前情報まったくナシで見ました。
シリーズ前作までは一応見てます。
タイトルから、これまでのシリーズの前日譚だろうな…とは察していました。

そしたら今回、レイチェル・ゼグラーとピーター・ディンクレイジが出てるではないですか!

もう満足です。

レイチェル・ゼグラーと言えば、(日本では)去年『ウエスト・サイド・ストーリー』のヒロイン・マリア役で華々しくデビューして、今年『シャザム!神々の怒り』ではヘレン・ミレンとルーシー・リューの妹という凄まじい役どころをこなしてましたが、今作にも出てますよ。そして歌ってますよ!

現在22歳で出演作品すべてが大作、すべてヒロイン、つまりすべてが代表作、おそらく今が旬!

若くて初々しいうちに、いっぱい活躍しておいて欲しい!あと何年?こうなったらもう素直に「白雪姫」、期待しちゃいますよ。

そしてピーター・ディンクレイジ。
ドラマの『ゲーム・オブ・スローンズ』でブレイクしたみたいですが、それより前からこの人は体型に頼らない良い演技をしていたと思います。

世間の評価がどうか分かりませんが個人的にはこの人、名優だと思ってます。

この2人の登場で、私の基準ではもう元が取れた気分ですが、他にもヴィオラ・デイヴィス(スーサイド・スクワッドでアマンダ・ウォラーをやってた人)とかバーン・ゴーマン(パシフィック・リムの真面目な方の博士役の人)とか、個人的に名脇役認定している俳優さんが出ていて、続編作るなら、きっとまた見てしまいます。

続編、期待しすぎないくらいに期待しています!

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ケンイチ